ソープナッツでお洗濯
洗濯洗剤のお話。
今まで息子の洗剤はなるべく肌に優しいものをと、ニュージーランドブランドでもあるエコ ストアのものを新生児から今まで2年5ヶ月の間使っていました。こちら↓
私たち大人のものは特にこだわってなく、どこにでも売っているような洗濯洗剤で、いつも息子の物とは別々に洗っていました。
最近 息子の洗剤が終わったのをきっかけに、ソープナッツというものに切り替え、今では息子の物だけでなく、わたしたちの衣類やタオルなど全てソープナッツで洗っています。
こちら↓
ソープナッツとは、ムクロジと言う木の実を乾燥させたものです。乾燥させただけのものなので、化学物質が含まれず、アトピーや敏感肌、新生児の赤ちゃんにも安心して使える洗剤です。
日本では奈良時代から洗濯などに使われていたようです。 ちなみにムクロジの実の中の種子は羽子板の羽の黒い重り部分などに利用されているそうです。
どうしてソープナッツで洗濯ができるかと言うと、サポニンと言う天然の界面活性剤(汚れ落とし成分)が含まれていて、水と混ぜて振ると泡立つ性質があるんです。 自然の成分なので泡の持続は市販されている世間一般の合成洗剤と比べると一瞬で消えてしまいますが、泡がなくてもサポニンの洗浄作用は落ちません。
そしてさらに、バラバラになって泡立たなくなったソープナッツは土に還るので、ガーデンの植物の根元などに植えるとそのまま肥料になります。
その他ソープナッツのメリット
- 柔軟剤不要
- 草木染め、シルクやウール、ドライマークの衣類も洗える
- バラバラになるまで使えるので経済的
- お水でもお湯でも洗える
- 殺菌効果がある(殺菌や抗菌抗炎症などの作用があり生薬としても使われていたので洗濯に使う場合もその効果が期待できる)
- 洗濯槽を綺麗にしてくれる
- 多用途に使える
煮出しして液体状にすれば、食器洗剤、シャンプーなどにも使える
デメリット
- 中身を定期的に交換しなければいけない
- ナチュラルな自然のものなので科学漂白剤(ブリーチ)などが含まれていないため、白い洗い物は何回も洗ううちに白さが無くなってくる可能性がある。(*ベッドカバーや息子の布オムツなどの白い物の場合、わたしはすすぎのタイミングでお酢を少量入れています。酢の中に含まれているクエン酸が漂白剤と同じ効果を発揮させます)
ソープナッツでお洗濯の方法
- コットンなどの小さい袋にソープナッツを5〜8個ほど入れ、紐をしっかりと縛る。(しっかりと袋を閉じないと洗っている途中でナッツの欠片が出て大変な事になると思います。洗濯物や水の量によってナッツの数は調節してください。袋はソープナッツを買った時にだいたい付属で付いてくることが多いかと思います)
- ※わたしの場合ですが、袋にティーツリーとラベンダーのエッセンシャルオイルを数滴ずつたらしています。
- 洗濯物を洗濯機に入れ、その上にポンっとのせて通常通り洗濯機を回す。水量は少し余裕がある方がよく回転するので、節約しようと思って衣類でぎゅうぎゅう詰めにしない方がいいです。(余計な化学成分が入っていないので、すすぎは1回で充分です)
- 洗い終わったら洗濯物と一緒にソープナッツが入った袋をそのまま袋ごと干す。
こんな感じです。
環境にも肌にもお財布にも優しいソープナッツ、おすすめです。