わたしにとってのニュージーランド

マオリのパートナーと息子とニュージーランド住まいです

盛大イベント 21歳の誕生日会

先週の土曜日、わたしのパートナーの従姉妹の女の子の21歳のお誕生日会でした。

日本では20歳が成人としての大きな節目ですが、ニュージーランドでは21歳が盛大イベントになります。

ちなみに車の免許は16歳から、お酒やタバコは18歳からです。

場所はネルソンから車で約1時間半ほどのBlenheim (ブレナム)でした。

わたしのパートナーは、主役の女の子の母親側の家族なのですが、今回は主役の父親側のMarae (マラエ。実際にはマラアエの方が発音は近いと思います。)でパーティーでした。

ちなみにMaraeとはマオリの人たちが先祖代々家族で所有する集会場所で、通常は家族以外の人は所有してる家族の人たちに歓迎の儀式を受けないと中に入る事はできません。

 

わたしの彼の家族たちも(彼にとっては従姉妹やおばちゃん達)15人ほど北島からパーティーのためにやってきて、わたしも彼も南島に越してからほとんど北島に行く機会がなかったので、たぶん3年ぶりくらい?にみんなと再会しました。

息子は初めて会うので、もう皆んなのアイドル的な存在でした。笑

 

さあ、パーティーはどんなだったかと言うと、もうわたしは走り回ってあっちこっち行く息子を追いかけまわるので忙しくて…😩

元々人見知りなのと社交的ではないのでまあいいんですが…

そして息子が疲れてたので、わたしと息子はメインの食事とパフォーマンス前にはモーテルに先に帰りました。(この時すでに7時半ころ。)

なので次の日に彼にどんなだったか聞いたところ、パフォーマンスがすごかったと言っていました。

主役の彼女の家族たちのハカ(マオリの伝統的なダンス)と、彼女が自分のタイハ(長い木でできたマオリ伝統の武器)を使ったパフォーマンスがすごくかっこよかったと言っていました。

ああ〜わたしもすごく見たかったなあと思いました。

彼女、カパハカグループに参加したりしていたので迫力があっただろうなと想像できたので…。

ハカと言うと男の人たちが踊るイメージですが、女の人たちも参加するのをよく見ます。

と言っても、わたしが見るのは結婚式やタンギ(タンギとはマオリ語でお葬式の事です。*タンギは単語的には泣くという意味)で女の人たちが男の人に参加したりします。

雑談ですが変な話、観光地でお金を払って見るパフォーマンスよりも、わたしが見るハカは何倍も迫力あります。 なんせ家族に対する愛情の気持ちがこもってるので…。

 

そんなこんなで、次の日はマラエに戻って散らかりまくった外の片付けをみんなでし、主役と北島から来た彼の家族たちとみんなでお昼を一緒に食べて解散しました。

わたしはお酒が苦手なので飲まないんですが、マオリの人たちってすごい飲めるんですよ… さんざん色んなボトル空けて深夜まで飲んで、あー酔った酔ったってなって、次の日普通に戻ってるんです。 なのでみんな次の日にはケロッとしてました。

 

3年ぶりに会った家族たちは、相変わらず冗談ばっかりでいつも笑顔でいつも沢山の愛情でいっぱいでした。

ネルソンに越す前は一週間に何回もみんなに会っていたんですが、そんな日々が懐かしいなあと思い出しました。

 

と言うわけで、ニュージーランドの21歳のお誕生日は家族や友達がみんな集まって盛大にパーティーをするのが恒例行事なのです。